「女性のための創業セミナー第5期」第5回目(最終日)の講義が開催されました
2018年6月28日
6月26日(火)女性のための創業セミナー第5回(最終回)を開催いたしました。
担当講師は30代半ばから始まった介護に奮闘している最中で、ヨガに出会い、心身ともにリフレッシュされるヨガの魅力を体感したことがサロン形式のヨガ教室を主宰するきっかけとなったと話される、Asahi terre yoga代表の朝日講師です。
セミナー最終回ということでアイスブレイクのお題は「セミナーで心に残ったことは?」でした。
・創業の夢を正面から受け止めてもらえる場に出会えた満足感
・創業を考える仲間とのふれあいの時間
・井の中の蛙からの脱却
など様々な感想が出されました。主催者としてはどれも心に刻むべきことでした。
中身が詰まったセミナーだったことが心に残ったというお話も主催するリリエのメンバーにとって、励みとなる嬉しい感想でした。
最終回恒例のセミナー各回を復習するクイズ
答えは誰でもわかる簡単なものです。指名された受講生の面々はテンポよく正解を並べていきました。
簡単とは言え、各回の要点、キーワードをもれなく盛り込んだ設問で、朝日講師がいつも頭に置いておくべき事柄を提示し、テンポよく解説を加えました。受講生が深くうなずく様子は、理解が一層深まった証と思います。
ビジネスプラン私の体験談
朝日講師が創業の実現化に向けて事業計画書を作成した際の考え方、手順、手法、サロンオープンまでの道筋について自身の反省点を含め、丁寧に開示されました(下記7項目)。
身近なお手本は各自の事業計画書作成に役立つのは言うまでもなく、クイズとは別の角度からセミナー全体を復習する時間でもありました。
- 「社会のニーズ」をきちんと捉えた事業計画
- 「only one」を演出する
- 「誰に」「何を」「どのように」を明確にする
- 甘く考えがちな開業資金
- 「小売り・サービスの売り上げ構造」を活用する
- 自分の希望することを積極的に発信する
- 不測の事態に備える資金準備
朝日講師からのメッセージ
平昌オリンピック、ノルディックスキー・ジャンプ女子に出場した高梨沙羅選手に講師が開発した筋肉をほぐすボールを送ったこと、しばらくして高梨沙羅さんからお礼の手紙が来たエピソードが紹介されました。
情熱をもって行動することの大切さ、強い思いは必ず伝わるという朝日講師からの応援メッセージが贈られました。まさに「一念岩をも通す」を体現したお話でした。受講生のみならず、リリエのメンバーも思わず身を乗り出してしまいました。
事業計画書を作成する意味
作成する意味は下記の3つです。意味を正しく理解して、信頼性のある内容に仕上げること、作成したものは他人の目でチェックしてもらうことが大事です。
- 自分のため
- ビジネスに関係した人のみならず、家族にも理解して協力してもらうため
- 金融機関等に資金援助を受けるため
事業計画書を完成させ、発表、講評
毎回セミナー終了後、該当する事業計画書の項目に記入する宿題が課されていました。1回から4回までのセミナーで事業計画書の大筋は仕上がります。朝日講師の体験談を聞いて、補足記入、手直しを各自で行った後、1人3分で発表します。
発表のポイントは「創業の動機」「誰に・何を・どのように」です。
第2回、3回で扱われた「誰に・何を・どのように」は自分の中に描いているイメージを誰にでもわかる文字や言葉に変換することは一筋縄ではいきません。
事業計画書は何度でも見直して、書き直して、実現性あるものに作りこんでいきます。
11名受講生一人一人に応援の意味も込めた講評(感想)が贈られました。
創業女性の会「リリエ」の創業支援
リリエでは創業を考えている女性の個別支援を行っています。サイバーシルクロード八王子へお問い合わせください。
多摩信用金庫地域連携支援部の創業支援
創業支援担当の中野英次様に東京都、中小企業庁等で実施される補助金についての主なものを紹介していただきました。年度で5000種類もの補助金があるそうです。
その中でもミラサポ(中小企業庁委託事業)とJ-Net21中小企業ビジネス支援サイトは創業に役立つ情報が詰まっており、活用するとよいとの案内がありました。
お互いに刺激を受ける、他人の話に耳を傾ける、知らない世界に触れる、このような体験を通して、自分を見つめ直し、創業への確実な一歩を踏み出すきっかけとしてこのセミナーが一定の役割を果たすことができたのではないかと思います。