「女性のための創業セミナー第8期」第2回目の講義が開催されました
女性のための創業セミナー 第2回(スキル編①)が開催されました!
テーマは、「事業の基本軸を決めよう」
- トレジャーシートを整理して、自分の「強み」を見つける
- 「創業のたね」を見つける
- 事業の基本軸を決めよう
担当講師は、夢空間La Musica 主宰の岡部講師。
1.トレジャーシートを整理して、自分の「強み」を見つける
講義は、「強み」って、何?と、言う復習からスタート。
■「強み」は、事業を長く続けるために必要
「強み」とは、あなたの持つ独自性のこと。
事業を長く続けるために必要な他社との差別化になります。
■「強み」は、どこにあるの?
「強み」は、あなたが過去に体験したことの中にあります。
自分の「人生の棚卸し」した中から探し出します。
■「強み」の構成要素は、4つ
・個性
・成功体験
・失敗体験
・そこら辺の人には負けないスキル
■失敗体験が強み?
ちょっと不思議な気がしますが、それを乗り越えた時に学んだ経験は、大切な強みです。
■弱点も大切な個性の一つ
作家の岸本佐知子氏によると
「グズは魂と直結しているのでグズを矯正すれば魂も死ぬ」
自分で弱点と思っていることも、視点を変えれば、長所になり得ます。
■トレジャーシートの整理とグループワーク
他人の目を使って、まだ自分の知らない自分の強みを探します。
「強みは、すぐには見つからないかもしれないけれど、他の方からかけてもらった言葉をヒントにさらに自分の強みを見つけて行ってください」
と、岡部講師。
2.「創業のたね」を見つける
「創業のたね」があるのは
・やりたいこと
・できること
・社会のニーズ
の重なった今の自分の立ち位置のところ。
■忘れがちなのが、「社会のニーズ」
ビジネスは、趣味ではないので、自己満足では困ります。
「社会のニーズのないところにビジネスは、成り立たない」
と、言うことを肝に銘じておきましょう。
「…とは、言え」
と、岡部講師。
「私も初めからちゃんとニーズを考えてやっていたわけではなく、初めは、自分がやりたいことを情熱だけで、突っ走っていました。(笑)
自宅サロンから外の会場へ…と、場を広げていった頃から、ようやく、人との出会いの中でニーズを考えるようになり、現在に至ります」
岡部講師の失敗談に場が和みました。
3.事業の基本軸を決めよう
事業の基本軸は、3つ。
・誰に
・何を
・どのように
■誰に
お客様を決めると、それに対する商品や販売方法が決まります。
ちょっと不思議な感じがしますが、対象を絞ると事業が広がって行くので、「ニーズのある人は、誰?」を思い切って具体的に絞るのが大切です。
■何を
顧客は、商品を通して、商品・サービスで得る「メリット」や「問題解決、機能」を購
入しています。
あなたの商品やサービスを購入することで、顧客はどんなメリットを手に入れますか?
■どのように
・販売経路:顧客が買いやすい経路は?
・販売促進:顧客に認知されやすい方法は?
ビジネスは、トライ&エラーの繰り返し。
分析する時には、必ずこの3つを基に考えることが必要です。
【岡部講師からのメッセージ】
■「差」よりも「違い」
他者との「差」は、努力で埋めることが可能ですが、他者との「違い」は、独自性なので、誰にも真似できません。
そこがビジネスになります。
事業を起こすことは、ワクワクすることだけれど、キラキラ輝いて見える人は、必ず水面下の白鳥のごとく、地道な作業を繰り返していることを忘れないでください。
■宿題 は「 同業者を調べる」
自分が起業しようとしている分野のリアルな現状を知りましょう。
■次回は、第3回「自分の事業の戦略を練る」
自分のビジネスについて、さらに深く考えて行きます。
スキル編になると、参加者のペンが止まりがち。
長く考え込んでいる人には、講師陣が声をかけて、困っていることを聞き出します。
まだ、始めてもいない事業に関して、初めから完璧な計画を作るのは、無理な話。
間違いを恐れずに「今のあなたが考えたこと」を書いてください。
トライ&エラーで、少しずつ進んでいきましょう。
参加者の皆さん、お疲れ様でした!
手記 安田智子