「女性のための創業セミナー第8期」第4回目の講義が開催されました

女性の創業セミナー 第4回(スキル編③)が、開催されました!

 

テーマは、「自分の事業を継続させよう」

  1. 開業資金について
  2. 資金の準備について
  3. 売上収益の構造について
  4. 売上を上げよう
  5. 売上の見直しについて

 

ゴール:自分の事業を継続させるために必要なことを学ぼう!!~お金のこと~

 

担当講師は、~ Fairy Ring ~のaki講師です。

 

■アイスブレイク:1分スピーチ

 

宿題の原稿を手に自分の事業内容を1分で伝えます。

全員の前での発表に緊張感が漂いましたが、皆さん、自分の事業内容をしっかり発表されていました。

 

■開業資金について

 

「花屋になりたいハナコさん」を例に開業資金を「設備資金」「運転資金」に分けるワーク。

そして、J-Net21を使って、実際の開業資金例を見てみました。

 

■資金の準備について

 

開業資金を調べたら、次にやることは、「自己資金がどれだけあるか」を確認すること。

その上で、「不足分をどうするか」を考えます。

 

  • 借入

借入先は、日本政策金融公庫などの金融機関や家族です。

借入に必要なのは、「返せる見込み」「信頼」

まだ、実績のない創業時に信用を得るには、

定期的に入金を記帳された「創業資金用貯金通帳

・各種料金やローン返済に遅滞がないこと

などが、有効だそうです。

 

  • 借入以外の方法

助成金や補助金・クラウドファンディングについて、紹介。

 

資金計画は、

必要な資金(設備資金+運転資金)

用意した資金(自己資金+借入金等)

のバランスが大事。

「必要な資金」が「用意した資金」より大きい場合は、見直しが必要です。

 

■売上収益の構造について

 

売上=売上原価(仕入れ高)+粗利益(その他の経費+営業利益)

 

売上から仕入れ高(売上原価)と全ての経費を引いた営業利益が儲けになります。

趣味とビジネスの違いは、「自分の人件費」をきちんと稼げているかどうか。

「経費を引いてもお金が残って、ラッキー♪ああ、楽しかった♪」は、趣味ならOKですが、事業としては継続できません。

 

■ワーク:自分の経費を考えてみよう

 

まず、自分でどんな経費があるかを考え、グループワーク。

その後、全員でどんな経費があるか勘定科目を出し合いました。

ちょうど、確定申告の時期でもあり、講師陣からも勘定科目の追加が沢山出てきました。(笑)

 

■売上をあげよう

 

売上の構造から、4つの具体例を紹介。

 

  • 顧客数を増やすには?
  • 来店回数を増やすには?
  • 商品単価を上げるには?
  • お買い上げ点数を増やすには?

消費者としての自分の購入時のことを振り返ると、企業側がきちんと上記を考えて商売をしていることがわかります。

 

 

■売上の見直しについて

aki講師の例を紹介。

ブランドキャラクターの「Fairlyちゃん」をどんな風に高付加価値化したのか?

参加者は真剣に話に聞き入っていました。

 

 

■価格の設定や見直し

aki講師の経験談。

ハンドメイド作家にありがちな「自分の好きな作品を作って販売する」から、「お客様のリクエストに応える作品づくり」に変更したことで、口コミやご紹介をいただくようになった。

また、

・コンテストに出品することで、自分の技術の高さを証明する

・作品に対する想いを語り付加価値をつける

等の努力をすることで、価格を上げることができたとのこと。

価格を上げることは、当初とても不安だったが、結果的に価値を感じてくれるお客様により、売上は上がったそうです。

 

 

■aki講師からのメッセージ

 

自分を信じよう

やってみたいと思う気持ちを大切に。

 

自分が思っている以上に応援してくれる人がいる

やりたいことは、言葉にして他人に伝えよう。

 

稼ぐことに罪悪感を持たなくて大丈夫

 

もしも…を考えておこう

病気・介護など、人生には、思いがけず、大変なことが重なる時もある。

「個人事業主だから、融通が利く」という利点もあるが、常に仕事ができなくなった時の対策を考えておくことは、とても大切なこと。

 

同業者は最強の味方

同業者をライバル視する人も多いが、実は、ピンチの時、最強の味方になる。

 

経験値の浅い者同士のコラボは、考えもの

自信のなさから、創業者同士がコラボ(※)することがよくあるが、経験値の浅い者同士がコラボすると、未熟さから残念な結果に終わる恐れがある。

(中には、コラボ相手の集客力に乗っかって、得をしようとする人も・・)

きちんと集客できる自立した者同士がお互いの良さを活かしてコラボすることで、コラボ企画は成功する。

(※)コラボとは?

コラボレーション。

異なる分野や職種の人達が共同で作業する時に使われることが多い。

 

・他人と比べない

自分のペースで進もう。

 

■次回は、いよいよ最終回。

 

自分の事業計画を3分で発表します。

1週間という短い期間ですが、1回~4回振返り、事業計画書を完成させてください。

皆さん、お疲れ様でした!

 

2月25日追記:新型コロナウイルスの影響により、最終回の開講は見合わせとなりました。大変申し訳ございません。何卒、ご理解ご了承の程よろしくお願いいたします。

 

手記 安田智子