「女性のための創業セミナー第4期」第3回目(3日目)の講義が開催されました

2018年2月14日

 

初っ端、増田講師のインフルエンザに罹患した話には受講生からもご自身や家族が罹ったとの声が上がり、辛い体験の共有が場を和ませ、アイスブレイクでは各人の得意なことをテーブル内で披露し、受講生同士の意外な一面を楽しく聞く機会となりました。

今回からは「スキル編」です。マーケティングは日常生活ではなじみがないけれど、事業を起こすにあたっては重要な知識です。増田講師が具体的な商品例を挙げてわかりやすくゆっくりと話を進めていきました。

開業前の予想との相違調査結果(2011年度新規開業実態調査)第1位は「思ったより客単価が低かった」です。そんなものかと心の中で思う受講生が多かったようです。増田講師が持参した手編みの手袋に、買い手となった受講生がつけた値段は500円から3000円でした。製作者が1万円の値をつけていると知り、客単価(顧客心理)は厳しいものだと身をもって証明することとなりました。

相場を知ること、試算を繰り返すこと、利益の確保はできるのか、繰り返し検証する必要があることが伝えられました。利益に直結する価格は慎重に設定しなくてはなりません。

 

「今日、絶対に覚えて帰ってほしい」と増田講師が示した【売上げの分解=構成要素】

 

「販売経路」について考えました。今、お客様の買い物行動が変わってきたことがデータで示されました。買い物基準は “スマホ”、70代でも二人に一人はネットユーザーで、Webマーケティングは欠かせない要素となっていること、さらにWebはモバイルに対応していることが重要であることが示されました。

 

 

 

「市場調査」も欠かせない作業です。同業他社を調査する方法は実際に足を運んで五感で情報収集する、業界情報印刷物を見る、キーワードを使ってネット検索するなど様々な方法があります。

 

「販売促進(知ってもらう方法)」は様々ありますが、すぐできるのは【口コミ】です。お客様一人一人を大切にすることが【よい口コミ】を生みます。

 

Webを活用して行うマーケティング、ホームページを作成するメリット、ソーシャルメディアを使うメリットが具体的に示されました。また、顧客に支持されるWebサイト作りの話もありました。

事業の戦略を練るためには様々な視点で物事を見なくてはならないこと、世の中の動きにも関心を持ち、積極的に調べなくてはいけないことなど課題がたくさん提示されました。

宿題が2つ出ました。事業計画書用紙「取扱い商品・サービスの記入」欄記入と、次回各自が行う1分スピーチ「スパイスメッセージ(自社アピール)」の作成です。1分間に話せる文字数は約300文字です。